
妻に贈りたいものがある。
それは一瞬で魅せられてしまうような、一面の青の世界。
いや、青といっても、それはひとつの青ではない。
水色、マリンブルー、エメラルドグリーン、蒼、碧、群青-------。
世界中の青を溶かし込んだら、
楽園の美ら海が出来上がるのかもしれない。
空だって負けてはいない。
どこまでも透き通る清らかなスカイブルー。
辺り一面が情熱の赤に燃え上がる夕景の美しさも。
そして浅黄色と紫が混ざり合う薄暮の頃。
空に恋し、空に涙する。
そんな日常の奇跡が沖縄にはあった。


結婚記念日に、美しい景色をふたりで眺めたい。
そう思い、妻の手をとり「ふたり旅」で沖縄へ。
亜熱帯の自然、独特の伝統文化や歴史を肌で感じた。
そこにある日常の奇跡に触れるたび、
鈍っていた感性が動き始める。
彩りが生命の輝きを放つ南の島、それが沖縄だった。
そう、そうだった。
結婚記念日って昔はサプライズパーティーやプレゼントを贈り、
喜ぶ妻の顔を見る自分がいた。
いつの間にか忘れてしまっていたのだけれど。
そう、結婚記念日。
仕事とか家庭とか日常を脱ぎ捨てて、
たまには妻をドキドキさせてみよう。
ふたりでワクワクしてみよう。
あの頃のように--------。













